第5回講座感想



今回の講座の内容は

キリスト教、長老派教会、聖カスバートを学ぶというものでした。




先回の講座で先生は、

主人公は本の中で私たちに


*アン「夢と希望を持つこと。楽天的である事」

*マリラ「日々の衣食住を丁寧にして暮らす事」

*マシュウ「家族を愛する事」


といった幸福の在り方、幸福の哲学を教えてくれる本であると仰っていました。


人の営みや幸せというものは、何年時を経ても

変わらないものなんですね。



当たり前な事なのに、忘れがちになっている事や丁寧に生きる事を気づかせてくれます。



私は赤毛のアンだけでなく、ブログを拝見していても皆様が大切にしている事、大切にしているものなども見させて頂く事でとても刺激になるし、また励みにもなっています。



今、自分の思う幸せな生き方は、学生の頃と変わらないですが、達成感みたいな事を味わったときでしょうか。。






先生はキリスト教徒ではないそうですが、

旧約聖書、新訳聖書、日本語に翻訳された?

聖書なども買い揃え勉強されたそうです。


小説の中のアン、マリラ、マシューの

名字であるカスバートというのは、

7世紀ケルトキリスト教の象徴である聖職者、

聖カスバートからモンゴメリはとっていて

主人公たちを慎ましやかな地域(長老派教会)の信心深い信徒達として描いています。


私は小説を読んでいても、それが聖書からの一節なのかどうかはわからないので

解説を読んでそういうものなのか、と思って読んでいます。




ケルトキリスト教祭壇には、十字架に丸の形を

つけたような十字架が飾られますが

これは輪廻転生を表しているそうで

魂は生まれ変わりを繰り返すという意味らしく

仏教にもとても似ている教えであると

先生は仰っていました。


ケルトキリスト教も仏教もどこか繋がっているような感じで、この様なことも赤毛のアンから知ることが出来たのも驚きです。




赤毛のアンはケルト族の物語であり、また

牧師さんと結婚したモンゴメリが、キリスト教の教えと聖書の名句を盛り込んだ小説であるという事が私にもわかりました。


日本では児童書のようなイメージの本ですが、

本当はこのように遠く離れた異国の文化も知る事のできる本なんですね。



今後の講座ではお料理、お菓子、暮らしについてのお話もあるので、また楽しみです。



おしまいは


アンがお話の中でグリーンのワンピースを着たり

髪の毛を染めて緑色になってしまう事がありますが、それはなぜ緑色か?ということ。



答えは聖母マリアの母アンナはシンボルカラーが緑だからだそうです。

宗教画を見せて頂き、なるほどと。。




読んで下さりありがとうございます。