リア王を観に行く




土曜日に刈谷市までリア王の舞台を観に行って
きました。






初めて行くホールでの今回のお芝居。
リア王の舞台セットや衣装はどんなものか
楽しみにしていた私ですが、幕が開くと何とも
シンプルでした。


床もバックも真っ白。時々舞台が暗くなるくらいで
小道具は事務いすやウォーターサーバー、転写機で衣装は王冠やドレスではなくて、
皆さんスーツとかワンピース姿で英国風。


無機質な空間の中で、俳優さんたちの
演技の素晴らしさが更に際立って見えました。


内容、セリフ回しはちょっと難しかったのですが
段田さん演じるリア王が、老いて気がふれて
哀れになって行く姿や、髙橋克典さんのいつも
テレビで見る感じとはちがうメリハリのある迫力の演技、浅野和之さんの存在感など、
ドラマとは違って長いセリフの生の声を(マイクなし?)ホール内に響きわたらせる
お芝居がとても素晴しく、パワフルで驚きました。


ゴネリル(江口のりこさん)とリーガン(田畑智子さん)のお二人も、滑らかな口調の声がとても綺麗で、また美しくありながらも感情むきだしの演技が
素晴らしかった。


悲劇的で残酷であったりしますが、演出が独特で
見入ってしまうような動きも印象的です。


そしてとても素敵だったのは、コーデリア姫が
お父さんを慕うシーンで、上白石萌歌さんの
歌う、なんとも澄んだ英語の歌声は感動的でした。



日常とはかけ離れた壮大さを感じながらも
現代にも通じるような内容で
人生の理不尽さだったり、老いていくリア王を
自分の姿に置き換えて見たりと、今回の舞台を観て改めて生と死について
考えさせられました。


最後、幕が閉じると鳴り止まない拍手で
舞台袖がら出演者の方々が舞台に整列し
皆さん笑顔で登場されました。


段田さんと上白石萌歌さんが嬉しそうに2人で
引き下がっていくて姿がとてもかわいらしかったです。




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クリスマスローズのドライフラワーが
たくさんできました。
ミニバラは昨年の物。