ひとり時間に思う事




用事を済ませたあと、百貨店へ行きました。



お昼にさしかったのでついでにちょっと
おしゃれなカフェで食事をする。
お正月が済んで、ひとりで過ごす時間。


少し寂しいような、ほっとするような、
清々しいひととき。



店内は、女の人で満席。
席に案内されて、ふと正面を見るとスラッと
した素敵なママと隣の席の椅子に座る
小さな女の子。


背もたれに隠れてほとんど姿は見えないけど、
テーブルのところに手を乗せてお行儀よく
スマホの画面を見ている。


ママさんの表情はすんといていて、
子どももとってもおとなしい。


今時はどんなに小さくたって、スマホは必需品
みたいで、画面ばかり見て目が悪くなるんじゃないの?とか、
絵本でも持ってくればいいのにとか、余計な色メガネでみている
おばさんがここで見ているとしたって、素敵なママさんは
全く気にもとめるわけもない。


私の席の隣はというと、やはり親子連れ。


黒縁のメガネと大きなピアスが目立つ
インテリジェンスなお母さん。


お母さんの正面に座る、小学3年生位の女の子が
もくもくと何かを食べている。


お母さんはスマホに釘付け。


女の子はいくらおしゃれな
レストランであっても、食べることなんて
もうどうでも良いわってな感じで、
つまらなさそうにパンを食べている。


お母さんがちらっと携帯から目を話して
早くパンをたぺなさいと声をかけたけど、
私が隣にいた時間、2人の会話はそれだけだった。


ふと、自分が子育てをしていた時は
どんなだったのかなあと今更ながら思う。


娘と2人だけでこんな綺麗なお店で食事を
したことなんてあったかな?


イオンの中のラーメンとかソフトクリームでも
食べたことぐらいだろか?


もしかしてラーメンとソフトクリームを食べている私と娘を
隣で見知らぬおばさんがこんな風に
どこかで見てたのかしらと思ったりする。


スマホに釘付けの間に、時間はどんどん過ぎていく。
今ある親子の時間を大事にしてほしいなとも思ったりした。










私の頼んだ料理が来た。



私が注文したメニューは、
栗入り、ペンネのグラタン。
ほうれん草がたっぷり入ってほんと美味しい。


デザートもつけて紅茶とケーキも食べた。






見知らぬ人の中で、ひとりでいると
自分を振り返えられる。
そして自分の偏った思い込みにも気づく。



短い時間の見た目を切り取っただけでは
この親子さんたちの絆は見えるわけもないし、
自分の物差しで考えてるのはなんだか
カッコ悪い。






お客さんは次々にと入れ替わっていく。


隣にはまた違うひとりの女性が座られた。



久しぶりに1人で食事をしながら
こんなことを考えている。




私自身はこれからどんな暮らしを
していくのだろう?


どんな生き方をしたいのだろう?




答えはすぐには見つからなかったけど



でも、とにかく


今日も良い一日になります様に。



そんなことを年始めに考えました。




読んで頂きありがとうございます。