第2回オンライン講座まとめ

日曜日は第2回目のオンライン講座がありました。



ウェビナーボタン(ウェブでセミナーに参加する)をクリックして
時間になると先生が写ります。



30名の出席者の顔が画面に出ていないので
私の顔も見えない物と思っていましたが
まさか先生の方には写っているのじゃないのかと不安になって、前回は見すぼらしい格好でしたが、今回はそれなりにしゃんとしました(//∇//)


画面を見ても、こちらからは操作が
できない感じなのですが
【手を挙げる】ボタンと
【Q&A】ボタンだけ押せそうなので、
待ち時間中、思い切ってQ&Aをクリックして次のように質問を書いてみました。


Q.(NHKやNetflixでアンという名の少女が放送されていますが、先生はご覧になられていますか?ご覧になっていましたら感想をお聞かせ下さい)



講座がはじまり、


「早速質問をいただいてます」と先生(・∀・)




早速答えて頂き、またまた感激の私(笑)\(//∇//)\



先生は、、


「アンと言う名の少女のドラマは、まず
意欲的である」と言うこと。
「製作者の二次創作的なものであるという事」


とおっしゃっていました。


(省略)


詳しくはツイッターでも答えていますので
是非読んでと欲しい」



ということで。。


松本侑子先生ツイッター








なるほど。。







前回の講座の続きの
モンゴメリは「名前や言葉が大切」と言っている
という所のおさらいから始まりました。



そこから松本先生は
ひとつひとつの名前には全て意味があると考え、出てくる全ての場所を取材して
人名、架空の場所の名前、使われている詩人の
一節の謎を紐解いていかれるのです。


アメリカから取り寄せた引用句辞典を
(ものすごく分厚い物でした)
使って調べたりするそうです。




アンという名前は
聖母マリアのお母さんの名前から取っていてANNEと書く。
名前の後ろにEがつかなければ
聖母マリアの母にはならないそう。
だからアンはEにこだわるんですね。


また
マリラはイエスの母マリラの変形名
マシューはイエスの12人の弟子マタイの英語名
だそうです。




コーディリア姫のお話をしましたが、
先生の説明では
「外国でこの名前はまずありえない名前」だそう。
日本で言うなら"白鳥麗子と言って下さい"と
言っているようなもので、そう思うとなんだか
笑っちゃいます。


アンは物語の中で色々やらかしますが
この物語は笑いと涙と愛に溢れている物だと仰っていました。





(あと色々省略)




おしまいは
赤毛のアンの本の最後に出てくる
アンの言葉についてでした。



〜「『神は天に在り、この世はすべてよし』」
アンはつぶやいた。〜



ロバードブラウニングの一節で
「ピッパが通る」と言う劇詩に
書かれているとの事。


先生の解説
日本で、劇詩「ピッパが通る」は
翻訳家の上田敏の海潮音(ヨーロッパの詩人の詩集を翻訳した本)の中に収録されていて、明治時代から愛誦されているのだそうです。


先生がとても美しく訳されたその詩を読んでくださいました。




先生の解説
この言葉は
「神なる存在は天にあり
この世にあなたに起きることは全て良し」
という事だそう。


赤毛のアンの本は、この言葉で
締めくくります。


どんなに逆行の中であろうとも前向きに
素直に生きて行く姿が感じられ
読み終えたあとも、とても清々しく
思えます。






次回も楽しみです。