第7回講座感想



第7回の赤毛のアンの講座は

1880年〜1890年代のプリンスエドワード島の

暮らし方についてでした。



現地のお料理の写真もたくさん見せて頂きました。

この島の特産品はジャガイモ、オマール海老だそうです。





当時のマリラやリンド夫人の生き方暮らし方には

意欲、知恵、工夫、元気があるそうです。


自給自足で自分たちで生きていける自信と

落ち着きがあると先生が解説して下さいました。


寒い時期が長く、日も短いので

灯油やろうそくの無駄遣いはせず、

早めに就寝して朝早く起きる。


日常の日と特別な日を区別して

特別な日には飼育している鶏を使って

主婦がおもてなしの料理をつくる。


おもてなしの日は、特に女子力が必要として、

試される物だったのではないでしょうか。



赤毛のアン第21章には、

アラン牧師夫婦のために作るお茶会のたくさんのお菓子がでてきます。


メニューは


*チキンのゼリー寄せと牛タンの冷菜

*ゼリー2種類

*ホイップクリームをのせたレモンパイ、

チェリ-パイ

*パンは焼きたての物と日にちがたった物を

用意

*クッキー3種類

*フルーツケーキ

*イエロープラムの砂糖煮

*パウンドケーキ、レイヤーケーキ

となっています。


アンが好んで作った当時の最新のケーキは

レイヤーケーキだそうです。

(ショートケーキのようにスポンジとの間にジャムを挟んだもの)

アンはふっくら柔らかいケーキを作ろうとしていました。

今のベーキングパウダーが、当時は開発途中であり粗悪品もあったため、その製品が体に悪くないかアンが心配する場面もあります。


一方マリラは昔ながらのパウンドケーキを作る。

(もっちりとしっかりした物)

当時は今のような冷蔵庫がなく、バター、卵も

日持ちしないため、保存食としてたくさん

作り置きをするそうです。


分量は1パウンド(ポンド)が、約454gだそうで

砂糖、小麦、バターなどを各454gづつと

卵9個を使って作るそう!

生卵が一個約50gとして

50×9=450 g


パウンドケーキの意味はこういう意味なんですね。



私もアンの世界を再現したくて

パウンドケーキ作ってみました(笑)













ただのパウンドケーキですけど(。・ω・。)






当時の料理用ストーブの写真をみせていただきました。


ウォータールーストーブ

    (ワーテルロー[waterloo]の英語読み)


お雛様の段飾りのような段々になっていて

1番下がアイロン台

2段目、3段目はコンロ台  

1番上の段にオーブンの窯になっていて

筒が備え付けられ煙突につながる。

とても立派なつくりでした。




当時の食器は土ものの陶器が主流だったようで

白磁器は欧州製の輸入品でとても高価なものだったそう。


赤毛のアン第16章では、アンがダイアナとの

お茶会ごっこで、バラの蕾の絵柄の白磁器の食器を使っていいか尋ねますが

マリラに「とんでもない!」とバッサリ断られます。


ダイアナとアンのお茶会。

わざと気取った2人がマリラの作ったお菓子を食べながら


「お母様はご機嫌いかが?」

「おかげさまで元気ですわ」


などと大笑いしながらお喋りをして

大人に邪魔されない2人だけの世界を楽しむ。



こんな楽しい少女時代。

私もそんな頃、思い出します(笑)




次回の講座もまた楽しみです。

読んで下さりありがとうございます。





今シーズン最後のミニ薔薇。