第2回金子みすゞ講座感想
日曜日は松本侑子先生による第2回目の
金子みすゞの講座がありました。
100分で名著の番組では、金子みすゞの詩を
石橋静香さんという方が朗読されていたのですが
先生が仰るにはその若い女優さんは原田美枝子さんのお嬢さんなんだそうです。
私はその女優さんをそのテレビで初めて
見ましたが今とても人気な女優さんで
朗読にあたって文学的で大人の魅力があり、
演技力があると言う事で選ばれているそうです。
金子みすゞは1920年代の雑誌「金の星」「赤い鳥」「童話」「婦人画報」などに投稿する
童謡詩人でしたが、雑誌の挿絵を描いていた画家の
1人、竹久夢二さんの絵を講座の中で色々と
紹介して頂けました。
レトロでどこか懐かしいけど、今風でもあり
とても美しいものでした。
作品が色々ある中で、自分でも色々と
調べてみました。
私が特に可愛らしいと思った一枚。
薔薇のとげ
(1926年童謡集 「凧」の口絵)Wikipediaより
なんともシュールな感じですが、、、。
私、小さい時、この遊びしました😅
薔薇のとげを集めて、少し唾をつけて引っ付けるのです(笑)
この頃の雑誌の表紙はおしゃれな絵柄が
たくさんあります。
最近も大正モダンな古典柄が流行っていると
思うのですが、例えば成人式の着物の柄とか、
鬼滅の刃の衣装のように子どもにも人気だったり
年配の方々にも好まれるようなデザインで
日本的でとても素敵だなと思います。
金子みすゞさんと言う人は、実の娘さんが言うにはちょっと暗い感じで、大人しいタイプの方だったうそうですが、同じく詩人の佐藤義美(犬のおまわりさん、アイスクリームの歌を作った人)や
島田忠夫など、投稿仲間と切磋琢磨しながら活動する実力のある賢い女性だったそうです。
自分より年下の同志たちは、詩集を出していけるのに女性の自分は中々出せなくて、悔しかっただろうなと思います。
結婚して控えめで堅実に暮らす中にも、
夢を追い続けていきたかったという強い信念を感じました。
金子みすゞは才能がありながら、女性への抑圧や差別から夢を果たせず26歳の若さで最期は自死してしまいます。
幼い頃から苦労していたり、結婚しても理不尽な生活を強いられていたのかなとか、
旦那さんに病気を移されて、さぞ苦しかっただろうなと思うと不憫で気の毒になったりしますが
金子みすゞのご主人の事など、先生の解説を聞くところによると、まだ真意は他にもあるのかなと、、、
次回の講座でまた聞いていきたい所です。
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