第8講座感想
8回目の講座はアンの暮らしの中の衣、住に
ついてでした。
"アンという名の少女"のドラマでは
映像の色合いが、古めいた感じで薄暗くて
どこか寂しい風景がとても素敵だなと
思いますが、松本先生が現地で撮られた
グリーンゲーブルズの実際の写真を見せて頂くと、
当時の住居を再現されたお家で、ドラマとは違う鮮明な色合いであり、とてもメルヘンチックお家でした。
以前、ローラアシュレイというお店があったけど
部屋の中はそのようなインテリアデザインで、
壁紙も赤色の花柄模様だったり、アンの部屋の家具もシルバニアファミリーみたい(笑)で可愛らしい。(私的感想)
お客さんとお食事ができるリビング部屋と
家族だけで食事をとるスペースは
別々になっていて、ドラマとは間取りが
ちょっと違っている感じです。
小説の中に出てくるフランス人のジェリー
(農作業を手伝う少年)の部屋は2階で裏口から出入りできるように作られてありました。
アンの部屋にはクリスマスにマシューからプレゼントしてもらった洋服が掛けられています。
茶色いサテン生地で光沢がありました。
(ドラマだと薄いグリーンのドレスだったけど)
小説の中でもマリラやマシューから贈られる服が
愛情が深くなるにつれ、どんどん豪華に変化していく事を先生から教えて頂きました。
マシューから贈られたそのドレスは
袖は2段のパフスリーブで2つの膨らみの間に
リボン付き。
袖口には何段もタックがついていました。
ウエストにもリボン。
裾にもフリルがたっぷりついてあります。
昔の方が服は今より豪華だったかもしれません(笑)
モンゴメリはプリンスエドワード島は「世界で一番美しい島」と描いています。
かつてこの島はフランス領でしたが、英仏戦争でフランスが負けイギリス領となりカナダの中でも英国的なんだそうです。
今は田舎ですが、当時はヨーロッパに近い先進地で
新聞も発行され、交響楽団もあったそうです。
教育、電話、ガス灯、電灯も広まりつつあって
19世紀の北米でも文明的に進んだ土地だったようです。
「アンの青春」の解説で、松本先生は
モンゴメリは祖母の世話をしながら小説を書き、
長老派教会でオルガンを弾き、読書と猫と刺繍と
美しいドレスを愛し、写真機で自宅の室内を撮影し
夏は海水浴を楽しむ知的で美しい女性だったと
解説されています。
またモンゴメリは生涯にわたってスクラップブックを書き遺していたそうで、その一部を見せてもらいましたが、当時はファッション誌もない時代でしょうけど何かの紙を切り取り、ドレスや猫ちゃん、薔薇の絵、言葉などの切り抜きしたものをスクラップブックに綺麗にまとめていて、今の時代からみると
なおさら、おしゃれだなと思えるものでした。
女性の楽しみ、生きがいというのは
何年たっても変わらないものかもしれないと
そんな事を感じる回でした。
クリスマスの家の食事は
ロールキャベツ、スコップケーキなど作りました。
皆様のクリスマスの過ごし方、お食事など、
とても楽しく見させて頂いています。
素敵な年末年始をお過ごし下さい💝
読んでいただきありがとうございます😊
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